今回は、短く簡潔にブログさせて頂きます。
以前から、いくつかランドスケープの留学に関する質問が私のところに寄せられましたが、なかなか米国にある大学を日本から調べることはなかなか苦労すると思います。Landscape Architecture Magazine(March, 2010)にまとまった記事がありましたので、皆さんとシェアしたいと思います。
全ての記事のPDFのダウンロードは » Read more: ランドスケープ留学のアドバイス 続編03 (ランドスケープ留学関連の記事)
今回は、短く簡潔にブログさせて頂きます。
以前から、いくつかランドスケープの留学に関する質問が私のところに寄せられましたが、なかなか米国にある大学を日本から調べることはなかなか苦労すると思います。Landscape Architecture Magazine(March, 2010)にまとまった記事がありましたので、皆さんとシェアしたいと思います。
3週間ぶりのブログが更新になります。仕事の締め切りや初めて両親がアメリカに訪問し親孝行に励むなど、少し忙しくしていました。
この間に、偶然、明治大学時代にお世話になった先生から連絡があり、ランドスケープデザインのやる気があり、海外に興味がある子がいるから少し相談にのってくれないか?という連絡がありました。私のほうは、まだまだ未熟者なのですが、アメリカでランドスケープを勉強し、仕事をする生活もすでに7年以上の年月が経っており、私のほうで良ければ相談にのりましょう♪と心よく引き受けることにしました。
今回は、その学生から質問があったことは、他のランドスケープ、もしくは建築やインテリアデザインなどの学生達も同じような疑問を思っているのではないか?と思い、ブログにすることにしました。
「プロフェッショナルとしての時間管理、つまり仕事と私生活のバランスを上手く保つか?」
「限られた時間の中で私たちのデザインの質を上げる共に、クライアントが満足するプロジェクトをするか?」
最近、ランドスケープの仕事をしている際に、時間と仕事について考える機会がありました。この時間については学生時代にインターンをした頃からプロフェッショナルの仕事をしている現在まで、難しい課題だな。。。といつも思っています。
時間とランドスケープの仕事
デザインの仕事では、設計時間を多くかけたからといって、それがいつも最高に素晴らしくなるといった保証はありません。反対に時間が少なくしたから良いという訳でもありません。適度にバランスを取れた設計時間を見出し、計画・デザインをするという行為に、現在のランドスケープアーキテクトはチャレンジする価値があるのではないか?と個人的には思っています。
では、どのように時間を扱ったら良いのか?ということになりますが、それについては、まず私達ランドスケープアーキテクトの仕事の成り立ちを理解し踏まえる必要があるでしょう。
ランドスケープの仕事は、簡潔に表現すると、クライアントから依頼をもらい、それに対してランドスケープの観点からのソリューションを出すというサービスになります。そして、クライアントは私たちのソリューションやアイデアを含んだデザイン資料やサービスに対して設計料金を払います。この設計料と仕事の関係については、もしクライアント側の方であれば、私達デザイナーの精神的労働と言う時間を理解してくれると有難いですし、デザイナー側の人であればクライアントが報酬を払っているという時間を利用しているという事を大事にする必要があると思います。
Landscape Architect | Masahiro Taguchi
(ランドスケープデザイン日誌の管理人)
初めて会った人に、自分の職業を聞かれると、「ランドスケープアーキテクト」と答える。アメリカでは、大抵の場合は、「へえ、そうかぁ。」と返答があり、さらに、「今度、私の庭を見てくれよ。」とまで言われる事が多々ある。また、米国への入国手続きの空港の検査官も就労ビザを確認した際に、私の職業を聞き、ランドスケープアーキテクトの仕事をしていると私が言うと、すんなり通してくれる。このようにランドスケープの仕事が一般の人まで浸透している。以前は、米国もこの職業の言葉に馴染みがなかったらしいが、現在ではテレビのHGTV(Home and Garden Channel、家のリノベーションや不動産関係を中としたチャンネル)などで、建築家やインテリアデザイナーと並びランドスケープアーキテクトがよく取りあげられ、親しみ深い存在になったようだ。
時々、友人や学生から、「何でランドスケープアーキテクトとなったのか?」と聞かれることがある。いつも答えに少し困るのだが、私自身の中では、天職的なものであり、もし神様や仏様がいるとしたら運命としか言いようがない。結局は、「僕からランドスケープを取ったら、他に何も残らないから。」と簡潔に返答してしまう。
また、同職の友人からは、「順調にランドスケープの仕事に就いたね。」と言われると「まあね。」と答える。しかし実際、私がこの専門職に就くまでに紆余曲折してきた過程の中で、トントン拍子に来れたのは、良きMentor(師、指導者)との出会いがあったことは、事実である。これは私にとって本当に幸運なことであった。