時々、友人や学生から、「何でランドスケープアーキテクトとなったのか?」と聞かれることがある。いつも答えに少し困るのだが、私自身の中では、天職的なものであり、もし神様や仏様がいるとしたら運命としか言いようがない。結局は、「僕からランドスケープを取ったら、他に何も残らないから。」と簡潔に返答してしまう。
また、同職の友人からは、「順調にランドスケープの仕事に就いたね。」と言われると「まあね。」と答える。しかし実際、私がこの専門職に就くまでに紆余曲折してきた過程の中で、トントン拍子に来れたのは、良きMentor(師、指導者)との出会いがあったことは、事実である。これは私にとって本当に幸運なことであった。
米国のアカデミー賞での受賞者の感謝や洋書の最初にあるAcknowledgement(謝辞)程のものではないが、私のベスト5Mentorに感謝したい。
Max Z Conrad (ルイジアナ州立大学 Landscape Architecture教授)、輿水肇(明治大学 緑地工学研究室 教授)、都田徹(景観設計・東京 代表)、田口潤二(父親)、勝川春陽(日本画画家、H8年没)である。この人達には、少し個人的ではあるが、ランドスケープという観点から、いつかブログの一項目として触れることが出来ればと思う。
その他いろいろ感謝をしたい人は山程いるのだが、今回はブログなので、あまり堅くならないように簡略する。
次回からは、自称ランドスケープfreak(気違い)こと田口真弘が自分のジャーナル(スケッチブック)として、ランドスケープの事を中心に、景観、建築、環境、サステイナビリティなどに触れながら綴っていく予定です。
ブログのいいところは、社会の歴史の教科書の始めにあるアウストラロピクテクス(猿人)から人間の進化の図のように常に発展していくことなので、皆さんも興味があるようでしたら気軽にチェックしてください。もちろんコメント等も、Welcomeです。