さて、前回の留学アドバイスの続きです。この続編がいつまで続くのかは分りませんが、時々、書くことが出来たらと思います。私自身は、2005年を卒業していますが、アメリカに在住していますので、こちらの現状教育状況のような形で報告できらと思います。私のほうに、以下のような質問が来ました。
TOFELが留学をする際に大事になってくるようですが、TOEICはあまり海外では必要ないのでしょうか?TOEICは近々受けようかと思っているのですが・・・
これはとても良い質問だと思います。TOEICは残念ながら留学とは全く関係ありません。多くの日本の企業は、これを英語能力を測る指数に使っているようです。更に日本のランドスケープ事務所では、この点数がいると言ったことは、ほとんど無いと思います。既に申し込んでいるなら、ぜひ受けて下さい。私は今までに一回もこの試験を受けたことがありません。(私もいつか受けてみたほうが良いかのもしれません。。。)
もし留学するために英語を勉強するのであれば、TOEIC以外の英語の試験勉強をしなければなりません。
アメリカの場合はTOEFLでOKです。あまり詳しくはありませんが、イギリスの場合はIELTSと言った違うテストがあります。またオーストラリアの場合は、IELTS、もしくは、TOEFLと言ったところのようです。オーストラリアの場合は、どちらを勉強したらよいのかは分りませんが、University of Melbourneの都市計画を学んだ友人に電話で聞いてみると、彼女はIELTSを受けたと言っていました。この辺りは、留学関係の専門書を読むと良いのではないでしょうか。
↑これは新しい版の本になりますが、私が以前に読んだものです。2回目の留学の際は、洋書のTOEFLの本で勉強しました。
ランドスケープ留学関係のリンク
ランドスケープ留学では、以下のリンクも参考になりますので時間がある時に参考にしてはいかがでしょうか?
- 海外ランドスケープレポート
http://www.geocities.jp/hp_landscape/begin/report.html - American Society of Landscape Architecture(アメリカ造園学会)が認定するランドスケープ・アーキテクチュアを提供する大学リスト。
http://www.asla.org/FullListofAccreditedPrograms.aspx -
最近のアメリカのランドスケープ・アーキテクチュア学科ランキング<以前のランドスケープデザイン日誌の記事>
http://landscapearchitect.jp/journal/education/keikan35.html - 昨年(2009年)、インテリアデザイン事務所のSUPERPOTATOの忘年会で偶然に会った加藤直子さんのUniversity of Pennsylvania時代のランドスケープ留学ブログ。現在は、プレイスメディアで働いているそうです。記憶が定かではありませんが、彼女はフルブライト奨学金を取って米国に行ったのではないでしょうか?
http://design-ryugaku.iza.ne.jp/
オーストラリアの大学には詳しくありませんが、一応、下記に記しておきます。
- Australian Institute of Landscape Architecture (オーストラリア造園学会)のランドスケープ・アーキテクチュアを提供する大学リスト。
http://www.aila.org.au/education/Universities.htm
いつか
今まで私の行っていた日本の大学からは、私がアメリカに来て以来、ランドスケープを勉強するという目的でアメリカへの留学した人はいないのではないでしょうか。最近、留学生も激減しているらしいので、その影響もあるのかもしれません。。。やる気を持って、可能性を信じて若い学生の諸君は頑張ってください。応援しています♪
ランドスケープアーキテクチュアについて、根本的な質問をさせていただいてもよろしいでしょうか。
アメリカのランドスケープと日本のランドスケープでは指してくる意味が違うように感じていて、いわゆる日本は日本庭園的なはなしになってくるように感じます。その場合造園学になったりしますが。
アメリカのは、いわゆるなんですかね、広場というか、そういった視覚での効果を考えたような庭園ではなく、人が入れる広場みたいなものから建築を創造していく学問なんですか?
建築の設計まで含めて考えますか?
根本的な所ですが、お答え頂きたく、返答お待ちしております。
返信遅くなりました。すいません。
造園というと、園(えん)をつくると言う意味合いが強く、どうしても多くの人から庭を造る仕事のように解釈されてしまいます。この庭をつくるというのは、個人的な庭を造るということに繋がり、日本においては、日本庭園をつくるというイメージが強いのでしょう。
一方、アメリカの場合のランドスケープ・アーキテクチュアは、セントラルパークを設計したFrederick Law Olmsteadが提唱したのが始まりです。それをきっかけに、公園をつくる分野、さらには、公共空間や、大きな空間を設計・計画するのに発展しました。日本においても、公共空間を誰が設計するのか?となると、ランドスケープの仕事になります。ただし、今のところ、建築家のように、あまり目立たない仕事であるというのが現状でしょう。
さて、建築の設計をするのか?ということですが、小さい建築物の設計する機会がありますが、大きい建築の設計は建築家とチームを組んでやるということになるのが私の一般的な仕事です。