5月の終わりに日本に帰国している際に、川越のスカラ座という古い映画館に「人生フルーツ」という映画を観に行きました。恐らく、ランドスケープ関連の人達は観たことのある方が多いのではないでしょうか?以前に家族に勧められて本を読んでいたのですが、このドキュメンタリー映画で出てくる建築家の津端修一さんの仕事は、私がしているランドスケープの仕事のマスタープランと同一のものでした。当時、日本住宅公団でニュータウン計画の構想下の大規模団地は津端さんの思いとは異なり、山を崩し効率化を求めたものになってしまいました。津端さんは退職し、その後、奥さんと一緒にその無機質なニュータウンの一角に土地を購入し、雑木林やキッチンガーデンを作りながら生活を営みます。ランドスケープの関係者には、ぜひ見て欲しいドキュメンタリーです。サステイナブルな生活を考えさせられる、また、ランドスケープのマスタープランとは、どういうものか分かりやすいドキュメンタリー映画です。
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- ランドスケープデザイン日誌は、米国在住のランドスケープアーキテクト田口真弘がデザインを中心に、環境計画・設計からサステイナビリティまでの日々の様々な事について綴るブログです。
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Masahiro Taguchi |田口 真弘1980年横浜生まれ。
ランドスケープアーキテクト(RLA,米国フロリダ州)
明治大学農学科・緑地学専攻卒業。ルイジアナ州立大学大学院 ランドスケープアーキテクチュア修士。
学生時代から米国・中国における勤務といったグローバルな経験と屋上緑化を専門とした緑地工学の知識を生かし、長期的に人と環境が共生できる空間を創ることを望む。2005年よりEDSAにて、リゾート・ホテルを中心としたホスピタリティーから公共空間までの幅広い分野のランドスケープ計画・設計を手がける。主な作品にRoyal Island, Bahamas. Al Ain Wildlife Park and Resort, UAE. ギャラリーLei 'OHANA, 横浜.
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水のサステイナビリティーについて考えさせられる本。住宅・街t並みを創る上で、レインガーデンの技術をもっと応用すべきだと思う。ランドスケープの人も、もちろん建築を知るべき!この本の建築を訪れると、多くの良いランドスケープにも出会えます。日本を含む世界の建築をカバー。旅行する際は必ずチェック。小さな本で手軽です。簡潔なグラフィックと説明で、ランドスケープ・造園に関するディテールの基礎を学ぶことが出来ます。学生にもお勧めです。
世界のランドスケープ・庭園の歴史を学ぶにはこの本。美しい写真だけでなく、内容も充実している。
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- 海外のランドスケープ関係の本植物を知ることは、ランドスケープ・アーキテクトの基礎。植物の一般名(和名、英名)は地域によって異なったり、いくつかの名前で呼ばれることがあります。その為、全世界で共通し、一つしかない学名(Scientific Name)【属名(Genus Name)+種小名(Species Name)】で植物を指定する必要があります。この本を辞書代わりに使えば、その学名(ラテン語)の意味が分かり、植物の学名を覚えるのが面白くなると思います。ペーブメントのデザインをしていると、レンガやインターロック等のユニット・ペーバーを使うことが多々ある。その際に、この本にある伝統的・西欧的ディテール・パターンを参考にすると綺麗な仕上がりをつくることが出来る。2005年のMOMAのランドスケープ展で出版された本。新しい現代の事例が写真、ドローイングと共によくまとまっている。
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