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ランドスケープのインターンシップのインタビュー

3月 4th, 2012

先週、人事のディレクターから、LSUの学生のインターン候補生のインタビューしてほしいと言われ、学生さんと話す機会がありました。ランドスケープの大学院生の中に、多くの中国人留学生がいることは、現在の中国景気の表れなのだと感じると共に、多くの学生のポートフォリオに個性がないことに気がつきました。このポートフォリオについては以前学生さんから、どうやって作ったら良いのかと聞かれたことがありましたので、個人的な意見を今回、ここに書いておきます。まず最近の学生は、コンピュータグラフィックを多く入れているのは、とても良い事ですが、その際のプロセスやコンセプト段階のスケッチ、モデルなどを入れたほうが良いと思います。古典的な技術になりますが、手書きのものは、とても個性があり個人的には何か伝わってくるものがあるような気がします。また多くの事務所がPDFなどのデジタルデータで申し込むようになっていますが、本当にその事務所に行きたいのなら、プリントの紙にこだわったり、本のように体裁を整えて、実際のポートフォリオを事務所の了承を得て送るのもありかと思います。まずポートフォリオが駄目ならインタビューまで辿りつけないですからね。
7年前は自分が学生でインタビューの際に、とても緊張したのを覚えています。そしてインタビューの練習をしたのを思い出します。熱意、自分の技術、将来どのようになりたいのか?、インターンの事務所で何を学びたいのか?等と、いろいろ考えていたほうが良いと思います。米国ならではの質問もあると思うので、その点もカバーしておくといいでしょう。
また偶然、Landscape Architecture Magazineの2011年3月号に事務所のインターンに関しての記事が載っていました。2008年度においては、大学院生の50%がインターンの経験を積んでいると書かれていました。1992年度は17%と書かれていますから、時代と共に変わりつつあるのが分かります。米国も好景気の頃に比べれば、ランドスケープの仕事に就くの大変な時期になったと思います。この記事に書かれていたのですが、Design Workshopの人が、「デザイナーのLOST GENERATION」を心配していると言っています。長く不景気の日本は、私の世代ぐらいから、きっとロストジェネレーション化、つまり若い世代のデザイナーが多くいない状態になっているように思われます。これを聞くと、あー駄目かと思うのではなく、反対に、これはチャンスと見て、さらには、やる気のあるデザイナー達で出来た世代と考えると良いのかと思います。私もこの時代の変化を捉え、学生の頃のように新しいことを学ぶ過程を大事にして、頑張らなければいけないと思います。

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