先々週は、週一回の更新を決めていたランドスケープデザイン日誌の更新をついついサボってしまいました。実は言うと、国土交通省河川局河川計画課が「今後の治水対策のあり方に関する意見募集」というものをしていまして、私も国民の一人として『何かランドスケープの観点から提案できるのではないか?』と考え、まだまだ未熟者ですが提案させて頂きました。それに時間を費やし、ついつい更新出来なかったのです。。。
この提案はランドスケープのコンペティションと異なり、別に提案したからといって、賞や報酬がある訳でもありません。なぜこの意見募集に提案することにしたのか?ということですが、私は【日本は世界の国に比べて水資源があまりにも豊富であるので、少し粗末に扱いすぎる】と考えているからです。それ故に、ダム、調整池、雨水・下水管などのハードなインフラをつくり、あまり人々が見えない場所でその処理を行い、それに対して国民は何も違和感が涌かないというのが現状です。
ダムというものはとても一般の人でも目に見えわかりやすく、今回、民主党の前原さんが国土交通省の大臣になった後でも問題視されました。そして、廃止もしくは再度検討ということになりました。いくらダムが治水をすると共に発電したり、まちおこし面的な多目的な意図があるかもしれませんが、個人的には作らなくてよいのであれば、それにこしたことはないと言うのが私見です。さらに、これとともに私たちの多くの税金が使用されている地中に埋まっている巨大トンネルのような調整池も問題するべきだと思っているのですが。。。これは人目につかない為に、あまり話題にあがりません…話が少しそれますので、これまでに。
さて提案の件ですが、明治大学客員研究員の菊池佐智子さんとのコラボレーション提案になります。私たちはグリーンインフラを用いた治水対策というものを提案させて頂きました。
グリーンインフラとしては、バイオリテンション(Bioretention)を中心とし » Read more: 出来るだけダムに頼らない治水対策 – 今後の治水対策のあり方への提案