「日本語でランドスケープを勉強し始めるには、どのような本がお勧めですか?」
このような問い合わせがありました。ランドスケープに関する英語の本や、中国語の本は沢山でていますが、日本語だとあまり多くはないと思います。
まずはお勧めするのが、以前のブログでも取り上げた「造園計画」と「造園技術」の高等学校用の教科書用だと思います。教科書を購入できる本屋さんで注文すれば購入することが出来ると思います。
設計のコンピューターに関する項目は古いと思いますし、製図のやり方も現代の手法とあっているかというと、恐らく古典的なものなので、参考程度にしてください。
基本としては、植栽に利用する植物、特に圃場で扱う植物について予備知識をつけることは良いと思います。例えば、以下のような本があると便利かと思います。最近はウェブサイトで調べることが出来ますので、高い書籍よりかは安価な本から入門して頂けたらと思います。
日本のランドスケープの原点は、日本庭園にあることは間違いないと思います。特に京都には、ぜひ一度足を運んでください。
ランドスケープに関する歴史を学ぶのは、将来を設計するという意味で重要です。
私は、ランドスケープデザインに関わる方は建築も勉強したほうが良いと思います。ランドスケープの仕事は、街づくりや場所づくりの仕事です。建築もその要素として含まれます。
日本でランドスケープとアートの関係性を考えるには、イサム・ノグチを勉強しましょう。
最新のランドスケープのことについて、雑誌でチェックするとよいでしょう。
住宅の庭などでは、この本が参考になるかもしれません。
日本語ではランドスケープデザインやスケッチの本が見つからないので、以下の英語の本をお薦めします。デザイン案を考えるのは手書きから始まります。
時にはインテリアデザインの基礎も役に立つと思います。最近はインテリア空間とエクステリア空間を繋げることが重要です。
そして、以下は書籍を調べていて、私が読んでみたい本です。
以上で、入門的な本をあげてみました。書籍に加えて、いろいろなランドスケープを見て廻るということが一番勉強になると思います。
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